日溜売り 1999年 108x108cm
それにしても 五つの籠に 翻弄されて
ひとつだけでは ・・・
五つの籠が 五つの影が 足元に よりそうように 並ぶ 水晶眼鏡が 自慢そうに キラリと光り 明日までもが透けてくる
生温い 見知らぬ空気が 二人のはざまを すりぬけて
肌を寄せ たわいもない 話に 陽が当たり 花が咲く 生きてることの 確かさを 確かめ合う 長閑な朝の ひだまりうり
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