唯心観 2016年 108x108cm

 



全ては心の始まり 小と大 一と一切 自分を捉える世界は 心を 離れては 存在しない
過去から 木瓜の花がついてくる 祖母のうちの裏庭 図書館の脇の校庭 人通りのない芝公園
心を収める 真実が 立ち上がり 心は 捉え難く ざわざわと
揺れ動き 欲するままに向かう その心を収めることは 善い事だ 心を収めれば
静かな喜びがもたらされる 苦しみが起きるのは 全て 識による
識を消滅すれば 苦しみは 生起することはない
木瓜に 無数の花が咲く

宮廻正明

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